幕板とは?劣化症状とメンテナンス方法をジャパンテックが解説!
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ジャパンテック株式会社です。
💬「外壁にいある細い板の部分の見栄えが悪くなってきているんだけど、塗装でなんとかなる?」
💬「外壁にある細い板って何の意味があるの?ただの飾りなら汚くなってるから外したい」
住宅によっては、外壁部分に細い板の装飾がほどこされていることがあるでしょう。1階と2階で異なる外壁材を使用している住宅などには、境界線となる部分に細い板が取り付けられているはずです。この板のことを「幕板」といいます。
幕板は一見、外壁にある飾りのように見えるかもしれませんが、実は重要な役割を果たしているものなのです。今回のお役立ちコラムでは、幕板についての基礎知識と劣化症状、メンテナンス方法についてまとめてお話していきます!
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幕板とは?
幕板は、外壁に取り付けられている板状の装飾材や化粧材のことをいいます。おもに1階と2階で外壁材の素材をわけているような住宅に取り付けられていることが多いです。「帯板」と呼ばれることもありますが、同じ意味をもちます。
幕板に使用されている素材には以下のようなものがあります。
- 木材
- 窯業系サイディング
- 複合樹脂
- ケイ酸カルシウム
- アルミニウム
また、幕板は外壁の外側部分だけでなく、住宅の内側にも存在しています。飾りのように見えますが、縁の下の力持ちとして住宅の快適さを支えてくれているのです。
幕板の3つの役割
幕板は外壁をおしゃれに見せる飾りのように感じているかもしれませんが、役割はそれだけではありません。
幕板の役割にはおもに3つのことがあります。
- つなぎ目を隠す
- 雨水侵入防止
- デザイン性の向上
つなぎ目を隠す
幕板は、素材の異なる外壁材のつなぎ目部分に設置されることが多いです。1階部分と2階部分で外壁材の素材を変えている場合は、全体的に見たときにつなぎ目に違和感がでてしまいます。
そんな違和感を隠すために幕板は設置されているのです。幕板があることで素材の違う外壁材を使った住宅も統一感のあるビジュアルに仕上がるのです。
雨水侵入防止
幕板は、別の素材の外壁材を組み合わせて造られている住宅に多く見られますが、その役割はつなぎ目を隠すだけではありません。外壁材のつなぎ目はわずかな隙間ができているため、そこから雨水が侵入してしまう可能性があります。
幕板を取り付けることで隙間を塞ぎ、雨水の侵入経路を遮断できているのです。雨除けカバーとしての役割ももっているため、幕板の重要性は高いのです。
デザイン性の向上
幕板のある住宅とそうでない住宅を比べてみると、やはりアクセントの違いがでます。幕板があることで、外壁のデザインにアクセントが加わり一味違うビジュアルになります。住宅によっては、幕板部分だけ色を変えてアクセントカラーを塗装しているところもあるほどです。
横ラインでベルトのように取り付けられていることが多いですが、デザインによっては縦に取り付けられている場合もあります。中には、デザイン性の向上のために幕板を取り付けることもあるほど、幕板の可能性は無限大です。
幕板の中には、形状や彫刻などのデザイン性の高いものもあり、何を選ぶかによって住宅全体のデザイン性を左右しているのです。
幕板でおこりやすい劣化症状は?
幕板は外壁の中でも劣化しやすい箇所です。幕板におこり得る劣化症状には以下のようなものがあります。
- 塗装のはがれ
- シーリングの劣化
- ひび割れ
- 膨張
- 雨漏り
幕板は、外壁材同士をつなぐように取り付けられており、外壁から突き出ているような状態になっています。そのため、幕板の上部に雨水があたりやすくなり、集中的に劣化が進行しやすいのです。雨や汚れが溜まりやすいため、サビや腐食がおこるリスクが高い箇所です。
幕板の塗装やシーリングが劣化すると、幕板自体のひび割れが発生することもあります。そうなると、隙間から雨水が侵入して雨漏りにつながってしまうのです。幕板の弱点は防水性の維持がしにくいことです。塗装やシーリングで防水性を高めていても、雨水があたりやすい幕板上部は劣化が進行しやすいため注意しましょう。
ここ数年で、線状降水帯の発生による豪雨や大型台風も目立つようになりました。大雨のあとや雨季が終わったあとは幕板の様子をチェックしてみましょう。スマートフォンのカメラの防煙機能を使って観察したり、2階部分の窓から見える範囲で様子を見てみたりすると、劣化の早期発見ができます。
もちろん、幕板は住宅の上部に位置しているため、危険がともなう場合は無理をして自分でチェックしないようにしてくださいね。プロに住宅の劣化診断を依頼して、外壁や屋根と合わせて様子を診てもらいましょう。
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幕板のメンテナンス方法
幕板の劣化症状によってメンテナンス方法は異なります。おもに3つの方法でメンテナンスをおこないます。
- 塗装
- カバー工法
- 交換
幕板のメンテナンス方法①塗装
幕板の劣化が軽度〜中度な場合は、塗装でカバーが可能です。ケレン作業をしてから塗装をおこなうことで良好な状態にすることができます。ケレン作業とは、サンドペーパーなどで表面を削って汚れなどを落とし、塗料の密着性を高める工程です。
ケレン作業が丁寧におこなわれていないと、塗料のはがれなどの施工不良につながってしまいます。シーリングの劣化が見られるときには、塗装作業と一緒に修復をして原状復帰が叶います。
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幕板のメンテナンス方法②カバー工法
塗装だけではカバーしきれないほどのひび割れや欠けが見られるときには、カバー工法も方法の1つになります。カバー工法は塗装とは違い、既存の幕板の上からガルバリウム鋼板などの金属の板を貼り付けるものです。そのため、板金巻きと呼ばれることもあります。
新築のようなビジュアルを取り戻せるカバー工法は、部分的な修復が必要な場合や、費用をおさえたい場合に有効な方法です。
幕板のメンテナンス方法③交換
塗装ではカバーしきれないほどの劣化がある場合には、カバー工法の他に交換という方法もあります。交換になると既存の幕板を撤去してから新しいものに取り替えるため、塗装をする場合と比べると費用が高くなる傾向にあります。
また、範囲が広いと凸凹した部分ができてしまう可能性があるため、美観にもこだわりたい方は業者と相談して最善の方法を選びましょう。
幕板をお得にメンテナンスするポイント
幕板は外壁に取り付けられているため、外壁塗装と一緒に幕板の塗装や修理をおこなうのがおすすめです。なぜなら、外壁のメンテナンスをおこなう場合には足場を設置することになるからです。
塗装工事であっても、外壁全体を塗装する場合は高所作業になるため足場が必要になります。見積書を見てみると、足場代という項目が必ずあるはずです。足場を用意するだけでも費用は発生しているのです。
足場を組み立てるためには、足場の組立て等作業主任者という国家資格が必要になります。専門の足場業者に依頼すれば、その分外注費もかかります。それだけでなく、足場代は材料の運搬費や施工費、解体費も必要です。
そのため、外壁塗装や屋根塗装と同じタイミングで幕板のメンテナンスをおこなうことで、足場代の節約が叶うのです。もちろん、閑散期にはキャンペーンを打ち出してお得なプランを提案している業者もいるため、時期をずらしてメンテナンスを検討するのも良いでしょう。
悪質業者に注意!足場代は無料にはならない
足場を組むためにはそれなりに費用がかかるということをわかっていただけたことでしょう。足場を無料にするというのはあり得ないに等しいことです。専門業者に外注する場合は、その外注費をすべて塗装業者が請け負うことになるからです。
普通に考えれば、そこまで身銭を切るようなことはしませんよね。塗装業者にも家族がいて従業員も抱えています。だからこそ「足場代を無料にします」というような誘い文句には乗らないようにしましょう。
足場代を無料にする代わりに、人件費や資材費を値上げして高額な塗装費用を請求される可能性もあります。悪質な業者であった場合、とにかく契約をとるために耳触りの良いことをいってくるかもしれません。
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幕板のメンテナンスは無料診断と見積もり比較で業者選び!
幕板のメンテナンスをおこなうならば、まずは劣化診断をうけて劣化状況を把握しましょう。現状がわからなければ、どんな方法で修理をすれば良いのかもわかりません。高額になるかもしれない修理費用を案じて、劣化を放置しているとその分だけ高額な工事が必要になる可能性もあるのです。
業者の中には無料で劣化診断をおこなっているところもあります。無料であれば「様子が気になるから診断だけでもうけてみようかな」という軽い気持ちで、問い合わせができますよね。出費を気にすると腰が重くなってしまうので、無料診断をおこなっている業者から声をかけてみましょう。
幕板は雨漏り原因につながる箇所であることから「おかしいな?」と思った時点で診断をうけておくのが安心です。業者の診断結果や対応を見ながら、信頼ができそうだと思ったら、見積書を依頼してみましょう。1社だけにしぼらず、複数社から見積書をもらって比較することで適正な価格の判断もできます。
幕板を含めた外壁の劣化診断はジャパンテックにおまかせ!
幕板を始めとした外壁の劣化診断は、ジャパンテックにおまかせください!当社では、無料で屋根・外壁診断をおこない、見積書の作成もおこなっております。打診棒や水分計、クラックゲージなどといった専門器具を使用して外壁のミクロな部分まで診断します。
住宅も人間と同じように、定期的に健康診断をうけて現状を把握しておくことが大切です。ある日突然手遅れになってしまわないように、劣化や不具合の早期発見をしておきましょう。埼玉県越谷市地域密着で積み上げてきたノウハウで、報告書を作成してわかりやすくご説明します。
診断をしたからといってすぐに工事契約を迫ることはありません。丁寧に劣化をご説明し、施工プランをご提案いたします。初めて劣化診断をうけるという方もお気軽にご相談ください。
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