【防水工事】雨漏りした屋上やベランダでもOK!通気緩衝シートを使った通気緩衝工法とは?
春日部市、越谷市、さいたま市を中心に
外壁塗装、屋根塗装、各種リフォーム工事をおこなっている
ジャパンテック株式会社です。
代表取締役の奈良部です!
💬「うちのベランダ、1回雨漏りしたことがあるんだけど防水性を高めるにはどうすればいい?」
💬「陸屋根で雨漏りが見つかったんだけど、防水工事をするとしたらどんな方法がある?」
💬「うちの屋根、コンクリートになってるんだけど、防水工事できる?」
屋上のような造りになっている陸屋根やベランダの防水工事にはいくつか方法があります。ただし、すでに雨漏りが発生している場合は、通気緩衝工法が最適です!なぜ通気緩衝工法が最適なのかというと、防水層を作るときに使用される「通気緩衝シート」があるからです。
今回のお役立ちコラムでは、屋上防水やベランダ防水を検討しているあなたへ。通気緩衝シートの重要性と、それを使用した通気緩衝工法で防水性を高める方法についてお話していきます!
▼合わせて読みたい▼
知っておきたい防水工事の3つの種類
防水工事にはおもに3つの種類があります。
- 塗装工法
- 張り付け工法
- 塗装+張り付け工法
通気緩衝工法を理解するうえで大切な基礎知識になります。「防水工事にはそんな方法があるんだな」という全体像をまずは捉えておいてください。
塗装工法
塗装を用いて防水性を高める方法として「塗膜防水」があります。
液状の防水材料を塗装することで、防水膜の形成が可能です。塗膜防水には、ウレタン防水とFRP防水の2種類があります。FRPとは、ガラス繊維強化プラスチックの略名です。
張り付け工法
シートを使って張り付ける工法をとる「シート防水」は、下地に貼り付けるだけで完成する工事です。
簡単で便利な施工が叶い、安価な価格で防水工事ができます。シートの種類は、塩化ビニールシートとゴムシートがあります。
塗装+張り付け工法
塗装の要素もシートの要素ももっているのが「アスファルト防水」です。合成繊維不織布にアスファルトを含ませたシートを重ねて貼っていく工法となります。
シート防水と違うのは、貼るときにトーチバーナーを使用して液状化させて塗るように貼り付けるところです。このほか、液状のアスファルト材を使ってシートと交互に重ね合わせていく方法もあります。
通気緩衝工法とは?
通気緩衝工法は、3つの防水工事のうち塗装工法にあたる塗膜防水になります。塗膜防水には、通気緩衝工法と密着工法の2種類があります。通気緩衝工法は、下地に通気性のある通気緩衝シートを貼り付けて、FRP防水材やウレタン防水材などを塗る工法です。ビルやマンションの屋上といった、コンクリート造の下地によく使用されます。
通気緩衝シートを使用すれば、防水材の内側に水分が発生する膨れを軽減できます。そもそも、なぜ膨れがおこるのかというと、下地に含まれている水蒸気が逃げ場を失って塗装面と塗料の間に残ってしまうからです。通気緩衝工法は、通気緩衝シートによって通気性がプラスされるため、蒸れない防水層が構築できるのです。
通気緩衝工法と密着工法の違い
密着工法はその名の通り、しっかりと密着させることで防水層を構築しています。通気緩衝シートを敷く通気緩衝工法と違い、下地に直接防水層を形成します。下地からしっかりと塗膜を作るため、複雑な形状の場所でも防水工事がしやすいのが特徴です。
防水上の問題がおきていない場合であれば、密着工法が用いられることが多いです。そもそも通気緩衝工法はビルやマンションの屋上など既存の床がコンクリート造の場合によく使用されます。
通気緩衝工法は、密着工法のように下地と防水層が固着しないことから、別名「絶縁工法」とも呼ばれています。業者によって呼び方が違うこともあるので、覚えておくと便利です。
通気緩衝シートが雨漏り箇所に有効な理由
平らな形状になっている陸屋根は、屋上として利用したり、家庭菜園を楽しんだりと、屋根としての機能以外でも幅広い用途があります。ただし、陸屋根は傾斜がほとんどないため、通常の屋根と比べて雨漏りリスクが高いのです。
通気緩衝シートを使用する通気緩衝工法がなぜ雨漏りに有効なのかというと、既存の下地から発生する蒸気による防水層の膨れを防止できるからです。コンクリート造の下地である場合で密着工法をおこなうと、コンクリート内にしみ込んでいる水分が閉じ込められてしまいます。蒸発できない水分は膨れとなって姿をあらわすのです。
太陽光で温度上昇し、内部の水分が水蒸気となって上がってきたものが行き場をなくすため、また水分となって残ることで膨れができます。これと同じ原理で、雨漏りがおきている状態は湿気がある状態です。すでに雨漏りしている屋上やベランダには、通気性のある通気緩衝工法が有効なのです。
もし、雨漏りが発生している箇所に密着工法をしてしまうと、膨れが発生して破け、最終的に穴があいてしまうことがあります。そのため、屋上やベランダの防水工事をおこなうときには、正しい劣化診断や雨漏り診断など、プロの目での判断が重要になります。
線状降水帯の発生や、大型台風などの豪雨が増えているため、水はけが追いつかずに防水性が低下したタイミングで雨漏りが発生することもあるのです。もしかしたら、すでに雨漏りは始まっているかもしれません。防水工事を検討する前に、住宅の劣化診断をうけてみましょう。
▼合わせてチェック▼
「今の大切な家の状況を知りたい!」というお困りの方、必見!!
通気緩衝シートを使った工法のメリット・デメリットは?
通気緩衝シートを使用する通気緩衝工法は、雨漏りをした箇所でも施工ができるというのは大きなメリットになります。常に外部環境にさらされている陸屋根やベランダは、それだけダメージをうけています。劣化による防水性の低下がおこると、雨漏りといった二次被害に発展することになるのです。
また、コンクリート造の下地である場合は、通気緩衝シートによってコンクリートの亀裂やひび割れなどの抑制も叶います。ひび割れなどがおこるとその隙間から雨水が入り込んで雨漏りが発生してしまうため、リスク回避をできるメリットがあるところもポイントです。屋上としての利用もできる陸屋根やベランダは、雨漏りリスクを抱えている場所だからこそ、もしものときにも対応できる防水工事は嬉しいですよね。
ただし、通気緩衝工法にはデメリットも存在します。それは、同じ塗膜防水である密着工法よりも費用が高額になることです。比較的安価で施工できる密着工法に対して、通気緩衝工法はその1.3倍ほどになります。通気緩衝シートなどを使用するため、工期も長くなり、時間とお金がかかるといったネガティブな印象をうけるかもしれません。
ですが、価格だけを見て密着工法を選んでも、すぐに膨れが発生してしまうと意味がありません。防水性をもたらすという重要な役割を担っている工事だからこそ、工法も慎重に選ぶ必要があるのです。
防水工事を検討するタイミング
防水工事が必要かどうかは、日頃からのチェックである程度の判断ができます。ベランダであれば、屋根と違ってすぐにアクセスできるため、豪雨のあとなども様子が確認しやすいです。洗濯物などを毎日干している場合には、経年劣化のスピードも早まっている可能性があります。
陸屋根でも日常的にアクセスができる場合ならば、定期的に防水面の劣化や水はけのチェックをしておきましょう。陸屋根の様子を見ることができない場合は、防水工事から5~10年を目安にして業者に診断をしてもらいましょう。高所で危険がともなうため、無理をして自分で様子を見ようとしないでくださいね。信頼できるプロにまかせるのが安心です。
業者に診断をしてもらうときのポイント
劣化診断を依頼する業者は、写真や動画で状況を記録してくれるところが安心です。そうでないと、業者の判断にすべてをゆだねてしまうことになります。本当に工事が必要な状態ならばいいのですが、悪質な業者だった場合は「すぐに工事が必要です」などといって契約を迫ることも可能です。
写真や動画といった証拠がないと、診断の信憑性にも欠けてしまいます。まずは、正しい診断ができるかどうか「外装劣化診断士」などの資格の有無を確認しましょう。診断を無料でおこなっている業者もいます。依頼をするなら、無料でありながらも診断報告書を提出して、説明までわかりやすくしてくれる業者が安心です。
ただし、訪問業者から無料診断を打診された場合は、簡単に屋根に上らせてはいけません。まず名刺や会社名を確認してからにしましょう。訪問業者で悪質な被害に遭ったというケースもでています。
▼合わせて読みたい▼
屋根が壊れていると言われた!訪問販売にありがちなトラブルとは
陸屋根やベランダの防水工事はジャパンテックにご相談ください
防水工事をご検討ならば、まずはジャパンテックの無料診断をうけてみてください。当社では、劣化診断だけでなく雨漏り診断もおこなっております。「防水工事を検討しているけど、雨漏りの不安もある」という場合でも、対応させていただきますので、お気軽にご相談ください。
まずは診断をうけて現状を知ることからスタートです。通気緩衝シートを使用した工法が良いのか、適切な工法も現状次第で変わります。防水工事は住宅の安心を守る大切なものなので、安さだけでなく適切な施工プランを提案してくれる業者を選んでくださいね。ジャパンテックでは、診断からお見積りまで無料ですので、初めての方も安心してお問い合わせいただけます。
▼合わせてチェックしたい▼
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
外壁塗装・屋根塗装リフォーム専門店
『外装劣化診断』はこちらから
お電話でのご相談、お問い合わせはこちら
フリーダイヤル:0120-605-586
越谷市 さいたま市 春日部市の
外壁塗装・屋根塗装リフォームのご相談は